第25話ラビットよ、ここがラーメン横丁か

[前回までのあらすじ]
 道中様々な勧誘をされながらも目的地に着いた一行。
 しかしそこで海ちゃんが思った事とは…!?

第25話「ラビットよ、ここがラーメン横丁か」

 ようやく目的地に着いた二人であったが…
「ラビよ。ここが噂のラーメン横丁か?」
「ああ、そうだよ」
「うーん、思ったよりもずいぶんちゃっちいな」
「まぁそういうなって。で、どこで食べる?」
 海ちゃんの前には細い路地の左右に連なったラーメン店が並んでいた。
 もちろん各店の席も10席程しかない。
「よし、では僕のインスピレーションが働いたところにいこうか、ラビ」
「おう、任せる」
 そう言って海ちゃんを先頭に二人は歩き始めた。
 左右を見ながら歩いて、歩いて、歩き続けた結果…
「海ちゃん、ここで店が終わったけど、結局どこで食べるのよ?」
 直感が働く間もなく店の並びが終わってしまった。
「う~ん、ここはやめよ。酔っ払い相手の店なら味に保障はない」
 と言って、海ちゃんは歩き始めた。
「なぁ海ちゃんどうすんのよぉ?」
「まぁまてラビ。うん?あそこに微妙に並んでいる店があるぞ。北海ラーメンと書いてかるな。よし!あそこにしよう」
「おいおい、随分いいかげんな決め方だな。まぁいいや。そこにしよう」
 といって二人は店の中に入ったのだった…


[次回予告]
 ついにラーメン屋に入った二人。
 そこで語られたラビの真実とは!?
 そしてラビが頼んだ注文に、海ちゃんは驚く!

次回 「第26話 ラビット、掟破りの注文」にご期待下さい!

※この物語は真実を元に構成されたものです

原作 海ちゃん
制作協力 みっつ


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